今回はポイント制度に有効期限がないクレジットカードを厳選紹介。
5年、10年とポイントを貯めていけば、高額商品との交換も夢ではありませんよ。普段からポイントを失効しがちな方はどうぞ。
ポイントに有効期限がないカード:
早速、ポイント制度に期限が設けられていないおすすめクレジットカードを紹介していきます。
セゾンカード インターナショナル:
大手クレジットカード会社のクレディセゾンが発行している「セゾンカード インターナショナル」は、テレビCMでも有名な永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード。
永久不滅ポイントは、有効期限が無期限のポイント。ポイントが消滅したり、ポイントの交換期限が迫る心配もありません。
ポイントの失効がないだけでなく、年会費無料&発行費無料で作れる点も人気となっているので、はじめてクレジットカードを作る方に推奨できる1枚となります。
有効期限を気にする方は、まずこのカードです。
楽天カード:
楽天カードも隠れたポイント無期限クレジットカードです。
なぜなら楽天カード利用で貯められる楽天スーパーポイントは、ポイント獲得で有効期限が最大1年間延長されるため。
要は月1度はクレジットカードを使う方、もしくは楽天市場を定期的に利用する方なら半永久的にポイントが失効しないことになります(ポイント獲得があれば有効期限が自動延長される)。
楽天ポイントは高還元率が魅力:
そんな楽天カードの魅力は、100円利用あたり1円分の楽天ポイントが貯まる高還元率さ。
ポイントがたまりやすい
100円につき1ポイントがたまります。さらにポイントがアップするサービスが充実。
加えて楽天市場でお得にポイントが溜まったり、ファミマや吉野家で提示するとポイントが獲得できたりと幅広くポイント獲得が出来るので、ちゃんとクレジットカードを使う予定がある方ならこのカードがおすすめとなります。
- カードを使う予定あり:楽天カードがおすすめ
- あまりカードを使わない:他のカードが良いかも
それでも心配な方は電気代やガス代の支払い設定をしておけば、半永久的にポイント失効はありません(毎月自動的にポイント獲得が行われるため)。
ダイナースクラブカード:
ステータスカードとして有名なダイナースクラブカードも、ポイント有効期限が存在しないクレジットカードのひとつ。
貯めたポイントは航空会社のマイルに交換可能なので、ダイナースクラブカードを普段から活用すれば無料で海外旅行や国内旅行を楽しむ…なんてことも可能です。
年会費がかかるのでステータスを求めたい方に:
ただダイナースクラブカードは年会費が高めのクレジットカードゆえ、単純にポイントを貯めたいだけの方にはあまり向いていないカード。
どちらかといえばポイント獲得だけでなく、クレジットカードにはサービスやステータス性も求めたい。そんなお金にゆとりがある方におすすめのカードですね。
会員限定イベントへのご招待
ダイナースクラブでは、会員様限定のイベントを多数開催しています。ほかでは味わえない極上の体験をお楽しみください。
入手したら長くじっくりとポイントを貯めていきましょう。
ポイントを失効させてしまうとかなり凹む:
私も過去、何度も経験がありますが、せっかくクレジットカード払いをして貯めたポイントを、有効期限到達とともに失効させてしまった時にはかなり凹みます。
とりわけ失効させやすいのが航空会社のポイント制度であるマイレージ。
こちらは使わないとどんどん失効していってしまうので、常に失効しそうなポイントをチェックしつづける必要性がありますよ(マイレージを貯めるのが下手な方だと、1ポイントすら使えずに失効させてしまう場合も多い)。
ポイントやマイルを貯める際はくれぐれもご注意ください。
ポイントと有効期限のあれこれ:
ここでクレジットカードをポイントを貯める上での基礎知識や注意点を解説。お得にポイントを貯めていきたいなら、覚えておいて損のない知識ばかりですよ。
ポイント制度の改悪には気をつけよう:
まず今回紹介したクレジットカードは、ポイントそのものに有効期限が存在しないものばかり。
そのため、いつ交換しても大丈夫だろうと5年、10年とポイントを貯めていくことも出来るわけですが、この際、一点だけ注意してほしいものがあります。
それがポイント制度の改悪。
下記図解のように、1ポイントあたりの価値というのはクレジットカード会社が独自に定めているものなので、カード会社がその基準を変更してしまうと、せっかく貯めたポイント価値が目減りしてしまう可能性があるんです(下記は改悪の一例)。
- 改悪前:
5,000円分の商品券交換に1,000ポイントが必要(1ポイントあたり5円の価値) - 改悪後:
5,000円分の商品券交換に1,200ポイントが必要(1ポイントあたり約4.2円の価値)
改悪が多いカードだと2年おきに行われる:
特にポイント制度の改悪を頻繁に行うクレジットカード会社だと、2~3年おき程度にポイント価値を引き下げてくる場合があるので、改悪が発表されたら実施前にポイント交換しておくのが得策。
- ポイントが溜まったら即交換…改悪されても安心
- ポイントが溜まっても交換しない…改悪で価値低減も
それをせずに放置しつづけてしまうと、『10年前は1ポイントあたり10円の価値があったのに、今じゃ5円分の価値しかないよ…』なんて悲惨なことにもなりかねませんよ(ライフカードやポケットカードあたりは改悪が繰り返された過去あり)。
ポイント有効期限なしのデメリット:
『クレジットカード利用で貯められるポイントは、有効期限があるよりも無いほうが良い。』
そんなふうに思っている方は世の中全体としても非常に多いのですが、ポイント有効期限がないことにも隠れたデメリットが存在します。
それはすべての人にポイントを付与すると、1人あたりの取り分が少なくなってしまう点。
なにせポイント失効がないってことは保有者全員がポイント交換できてしまうことを意味するので、クレジットカード発行会社としては1人あたりの報酬を減らさないとやりくりできません。
- 100万円を100人で分配:1人あたり1万円
- 100万円を50人で分配(50人は失効):1人あたり2万円
その点、ポイント失効があるクレジットカードは誰かが失効したポイントを他の人にまわせるので、総じて1人あたりの取り分が増えることになります。
失効があるほうがポイントが溜まりやすい:
まぁこれはそういう傾向がある…ってだけに過ぎません。
しかし、みなさんがもしポイント失効前に交換する自信があるのであれば、ポイント有効期限があるクレジットカードを含めて検討するほうが選択肢は広がる可能性大。
- ポイント有効期限なし:お得さが低めな傾向あり
- ポイント有効期限あり:お得さが高めな傾向あり
詳しくはポイント有効期限のあるクレジットカードを含めて紹介している下記記事にまとめてあるので、もっとポイントを貯めたい方は参考にどうぞ。
ポイント獲得数が増える可能性ありです。
貯めたポイントを投資できる永久不滅ポイント:
今回紹介したセゾンカード インターナショナルですが、実はこのカード利用で貯めた永久不滅ポイントは、ポイントのまま「投資」してしまうことが可能です。
永久不滅ポイント運用サービスとは
「ポイント運用サービス」は、今まで貯めるだけだった永久不滅ポイントを運用(投資を疑似体験)できる、あたらしいサービスです。
仮にうまくポイントを運用することが出来た場合には、1万円分のポイントを2万、3万と増やしていけるので、ポイントを貯めておくばかりじゃもったいない…と思う方は是非、投資にも挑戦してみてください。
カード利用で貯めたポイントだからこそ出来る投資手法ってヤツが、きっとあると思いますよ。ポイントに有効期限がない強みを活かしましょう!
楽天カードは直接投資可能:
同様に楽天カードで貯めた楽天ポイントでも投資信託が購入可能。
こちらはポイントのまま擬似的に運用するのではなく、ポイントを現金に変えてホンモノの投資信託を買ってしまうものなので、しっかりと資産運用していきたい方におすすめです。
ただ楽天ポイントを投資信託に交換するためには楽天証券に口座開設をする必要性があるため、投資をしたことがない方にはちょっとハードルが高め。
まぁそれでもポイントだからこそ選べる投資先があるはずなので、投資に挑戦してみたいけどまだやったことがない方は、この機会に楽天ポイントを使った投資をはじめてみてください。
失敗しても獲得したポイントが0円になるだけです。
貯めたポイントは相続できる?
ポイントが永久に不滅することがないセゾンカードの永久不滅ポイントですが、仮にカード保有者本人が亡くなってしまった場合には遺族に相続可能なのでしょうか?
これについては残念ながらNO。
保有者本人が死亡してしまった場合には永久不滅ポイントも失効してしまうので、いくら有効期限がないといっても貯めすぎは禁物です(引用元はこちら)。
- 祖父が他界→長年貯めた永久不滅ポイントがすべて失効
- 不慮の事故で死亡→永久不滅ポイントがすべて失効
本人会員が次の各号のいずれかに該当した場合、本人会員は保有するポイント並びに商品との交換及び合算に関する一切の資格を喪失するものとします。
(1)退会、カードの有効期間満了、会員資格の取り消し等本カードの会員資格を喪失した場合
(2)死亡した場合
残しても自分のためにも遺族のためにもなりません。
アメックスもポイント有効期限を無期限にできる:
ステータスカードとして人気のアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックス)も、ポイントの有効期限を無期限にできるクレジットカード。
こちらは一度でもポイント交換をした方であればそこから有効期限が無期限に変更になる仕組みなので、アメックスを入手したら早いうちになんらかのポイント交換をしてしまってください。
それでそれ以降はポイント期限を気にすることなくじっくりポイントを貯められます。
よくある質問とその答え:
まだまだ疑問がある方のために、よくある質問とその答えをQ&A形式で作っておきます。疑問解消にお役立てください。
Q.長期間放置してもポイント失効しないの?
ポイント制度の失効のないクレジットカードは、当然ながら10年だろうが20年だろうが放置してもポイントが失効することはありません。
ただポイントがいくら失効しなくても、クレジットカードには有効期限が存在するもの。その期限到達とともにクレジットカードの更新停止をされてしまってはポイントもろとも失効してしまうだけなので、いくらポイント期限が存在しないクレジットカードであっても年に1度くらいは利用してあげてください。
- カード更新停止:ポイントもろとも失効
- カード更新あり:ポイントは失効しない
そうしないとカード会社もビジネスゆえ、クレジットカードの更新をしてくれない可能性が高まります。
なぜ更新停止されるのか?
ではなぜクレジットカードを使わないと更新が停止されてしまうのか?
これはカード1枚発行するにも費用がかかるものですし、あなたの会員情報を管理&保管にもしっかり費用がかかっているため。
- カード発行:お金がかかる
- 会員情報の管理:お金がかかる
- 問い合わせ対応:お金がかかる
それにも関わらず年に1度もクレジットカードを使ってくれない会員はカード会社にとってお客さんではなくなってしまうので、ポイントを半永久的に保有し続けたいならたまにはクレジットカードを使ってください。
それで更新停止&ポイント失効を防ぐことができますよ。
Q.長くポイントを貯めるメリットは?
有効期限のないポイントを長く貯めるメリットは、主に2つ。
1つ目はアメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードなどで用意されている、特別なイベントに参加できる権利ですね。
過去には芸者さんと京都の街を散歩できる権利や、有名ゴルファーと一緒にラウンドする権利など、ポイントを貯めないと得られないものがあったので、そういった特別感を味わいたい方は5年、10年と時間をかけてポイントを貯めてみてください(他にも下記のようなものが狙える)。
- オリジナル商品への交換
- 高級家電への交換
- 高級車への交換
- 特別ディナーへの交換
きっと人生において忘れられない思い出となることでしょう。
商品券への交換効率がアップする場合も:
2つ目はすべてのクレジットカードでそうなわけではありませんが、保有ポイント数が多いと商品券やギフト券への交換効率があがるため。
たとえば200ポイントしかない時には1ポイントあたり5円の価値しかないポイントが、5,000ポイント貯めると7円の価値にアップする…といったポイント制度は珍しくありません(下記はその例)。
保有ポイント | 交換商品 | ポイント価値 |
---|---|---|
200ポイント | 1,000円分 | 1ポイント5円分 |
1,000ポイント | 6,000円分 | 1ポイント6円分 |
2,000ポイント | 1万3,000円分 | 1ポイント6.5円分 |
5,000ポイント | 3万5,000円分 | 1ポイント7円分 |
ただ最近ではカード会社も早めにポイントを交換してほしいのか、ポイントを多く貯めると有利になる制度は減少傾向。
1,000円分しか溜まっていなくても即座に交換が正解な場合も多いですね。じっくり貯める前にご確認ください。
Q.有効期限の変更はありえるの?
『老後のために10年、20年とポイントを貯めていこうと思うんだけど、途中で有効期限なしから有りに変更されちゃう場合ってありえるの?』
こういった疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、過去の事例をみても今のところその可能性はなし。
無期限から有効期限アリに変更される恐れはかなり低いと思います。
但し、カード会社が破綻しかねないような巨額の赤字を出したり、世の中のキャッシュレス決済が大きく変化するような事態があれば、カード会社も背に腹は代えられず有効期限をいじることはありえる話。
クレジットカードポイントは残念ながら日本円や米ドルのような法定通貨とは異なりますので、あまり過信しないようお気をつけください。
溜まったらすぐ使うくらいが安心です。
Q.多額のポイントを交換すると課税される?
数万円程度の商品券を貰う分にはさほど問題になることがないクレジットカードポイントですが、長期に渡ってコツコツとポイントを貯め、憧れの高級車をポイントで貰う…といった行為をした場合には課税対象となるのでしょうか?
これについては可能性がありそうな感じ。
詳しくは税理士に相談いただければと思いますが、クレジットカード利用で貯めたポイントを商品券やモノに交換する行為は「一時所得」とみなされるので、一度に大量のポイントを交換すると課税されるかもしれません(税理士によっては雑所得との見解も)。
年間50万円以上は交換しないのが無難:
それゆえ、クレジットカードポイント交換で課税されたくない方は、一時所得の控除範囲内の年50万円以内に抑えるのが無難。
その程度なら課税されることはありませんし、税務署もガミガミ言ってこないことでしょう。
- 雑所得…20万円以下は確定申告不要
- 一時所得…50万円控除
なにごとも貯め過ぎは禁物です。
ポイント経由にすることでマイルの有効期限を伸ばせる:
日本航空や全日空のマイルには比較的短い有効期限が設定されているため、ついつい失効させてしまう方は多いもの。
そんな方におすすめなのが有効期限のないポイントを貯め、マイルを使う時にだけマイルに交換する方法を取ること。そうすれば実質的にマイルの有効期限も無期限にすることができるので、マイルを失効することがなくなります。
- マイルを直接貯める:
有効期限が短めなのでマイルを失効させてしまう恐れあり - 使う時にだけポイントをマイルに交換:
ポイント無期限のクレジットカードでポイントを貯めれば、マイルを失効させることがなくなる
但し、一旦クレジットカードのポイントを獲得して後日、マイルに交換する際は交換効率が悪い可能性あり。
そのため実践するならダイナースクラブカードやアメリカン・エキスプレス・カードなどのマイルに交換しやすいクレジットカードを選ぶようにしてください。
それで万事解決です。
ポイントを失効させがちな方は乗り換えよう:
ここまでポイント制度に有効期限が存在しないカードをいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今までポイントを交換するのを忘れて失効させてしまった…という経験がある方は、是非、この機会にクレジットカードの乗り換えを検討してみてください。
やはりポイントは交換してこそ価値を持つものなので、1ポイントであっても無駄にしないよう、ご注意いただければな…と思います。
以上、ポイント制度に有効期限がないクレジットカード(2024年版)!永久不滅ポイントやリワードポイント等、失効のないポイントを貯めよう…という話題でした。
参考リンク:
他、もっと得するクレジットカード情報が知りたいは、下記ページなども参考にどうぞ。
クレジットカードはなにもポイントを貯めるだけの支払い手段ではないので、是非、時間がある時にでもじっくりと読んでみてください。理解すれば家計の手助けになると思いますよ。