ニコスカード、DCカード、MUFGカードといった知名度の高いクレジットカードブランドを保有している三菱UFJニコス(読み方:ミツビシ・ユー・エフ・ジェイ・ニコス)。
今回はこの三菱UFJニコスとはどんなカード発行会社なのかの解説から、おすすめのクレジットカードまでを幅広く解説していってみたいと思います。
クレジットカードを作るなら大手発行のクレジットカードが良い…と考えている方は是非、参考にしてみてくださいね。
三菱UFJニコスの基礎知識:
三菱UFJニコスとはどんなカード会社?
まず、三菱UFJニコスはその名の通り、大手メガバンクのひとつである三菱UFJ銀行を中核にもつ三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のクレジットカード会社。
三菱UFJフィナンシャル・グループについて
MUFGは、商業銀行・信託銀行・証券会社をはじめ、カード会社、消費者金融会社、リース会社、資産運用会社など、主要金融分野でトップクラスの企業が一体となり、さまざまな金融サービスを提供しています。
言わば三菱UFJニコスは日本有数の金融グループを代表するクレジットカード会社といえるので、安心や安全性をクレジットカードに求めている方にとっては最適なカード発行会社になるのではないでしょうか?
規模感、カード会員数ともに日本有数です。
利用中の会員数は3,000万人以上:
そんな三菱UFJニコスにはグループ各社の会員数を併せて3,283万人の利用者がいるとのこと(2023年3月末時点の数値)。
3,000万人を越える会員さまがいることが、三菱UFJニコスの強みであり、社会的責任の大きさでもあります。
だからこそ、決済の視点から豊かで便利な社会をつくっていく私たちの取り組みは、常に前進し続けなければいけないのです。
これは日本の総人口で考えた場合でも10人に2人以上、働き世代の人口のみでいえば10人中3人以上が保有している計算になるわけですから、三菱UFJニコスがいかに巨大なカード会社であるかがわかってもらえるはず。
社員数も3,000人以上とかなりの規模です。
決済に関与してる金額は年12兆円以上:
また、三菱UFJニコスが関与しているクレジットカード決済金額は年間18.7兆円を記録(2022年度の実績)。
三菱UFJニコスが発行するクレジットカードは、さまざまなシーンで利用される決済インフラとなっています。
約12兆円以上ものお金が動くため、ダイナミックさと繊細さの両方を備えた事業が展開されています。
こういった数字からも、三菱UFJニコスというクレジットカード発行会社の規模が伺い知れるのではないでしょうか。
言わずもがな、日本を代表する規模の決済額です。
ニコスカードやDCカードブランドを保有:
次に三菱UFJニコスでは現在、下記のクレジットカードブランドを保有中(UFJブランドのみ新規発行停止中)。
- NICOSカード(旧:日本信販)
- MUFGカード
- DCカード
- UFJカード(旧:ミリオンカード)
ではなぜ4つもクレジットカードブランドを保有しているのか、これは三菱UFJニコスが度重なる銀行同士の合併によって誕生したクレジットカード会社であることが大きいですね。
NICOSカードブランドを管理していた日本信販株式会社、UFJカードブランドの株式会社UFJカード、DCカードブランドの株式会社ディーシーカード等が合併して現在の形になったために、これほどまでに多くのブランドを抱える会社となりました。
MUFGカードブランドは2008年より発行開始:
その後、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下になった三菱UFJニコスは、三菱UFJフィナンシャル・グループの略称であるMUFGをブランド名にした「MUFGカード」を2008年より発行開始。
当初はNICOSカードもDCカード等をMUFGカードブランドに統合して廃止する予定でしたが、1970~1990年頃にかけて国民的カードブランドになったNICOSやDCのブランドを捨ててしまうのは勿体ない…ということで、現在の4ブランド管理体制となっております。
- 従来の方針:
NICOSカードやDCカードブランドを廃止して、MUFGカードブランドに統合する予定だった - 現在の方針:
NICOSカードやDCカードブランドを維持して、4ブランド体制に(UFJブランドは完全消滅したため3ブランド体制に)
まぁ3つも4つもブランドを維持するのはいくら巨大なカード会社であっても大変&非効率なのは間違いなし。
将来的にはDCカードやNICOSカードについても徐々に表舞台から消えていくことになるのでしょう。
三菱UFJニコスのメリット・デメリットは?
そんな三菱UFJニコスのクレジットカードを持つメリットにはどのようなものがあるのかというと、やはり大手ならではの信頼性や安全性が一番大きなメリットになりそうな感じ。
たとえばこれからクレジットカードを持とうとしている方にとって気になるのがクレジットカードの不正利用ですが、三菱UFJニコスでは盗難補償がバッチリ備わっているために、仮に悪用されてしまったとしても被害額を0円に抑えることが出来ます(引用はこちら)。
カード盗難・紛失のご連絡
カード盗難・紛失にあった際は、すぐにご連絡ください。年中無休・24時間体制でご連絡を受付けています。
万一、不正使用された場合でも、お届けのあった日からさかのぼって60日以降に発生した損害については、NICOSカードの定めた規定にそって負担いたします。
情報漏えい時の対応もバッチリ:
同様に三菱UFJニコス発行のクレジットカードには、インターネット上で不正利用されてしまった時の補償もしっかり完備(引用はこちら)。
クレジットカードで安心してインターネットショッピングやサービスをご利用いただくためオンライン取引での不正利用による損害を補償いたします。
つまり楽天市場を使おうが、AmazonやYahoo!ショッピングを使おうが、ジャパネットたかたの通販サイトで購入をしようが、三菱UFJニコスであれば情報流出等による不正被害の心配はないということ。
被害を受けた際には届け出が必要にはなりますが、全額補償してもらえるというのは大きな安心になるはずです。
不正利用をモニタリング:
更に三菱UFJニコスでは365日24時間体制で不正利用がないかどうかのモニタリングチェックを実施中。
不正使用検知システムでモニタリングを行っています
昨今、お客様が気づかれないうちにカードが偽造・盗難の被害に遭ったり、カード番号などの情報が不正に詐取されインターネット上で悪用されるなど、カード犯罪に巻き込まれてしまう被害が多発しております。
こうした悪質なカード犯罪にお客様が巻き込まれないようにするために、当社では、不正使用検知システムを導入し、お客様のカードに不審なお取引がないか、24時間365日体制でモニタリング(不正使用の監視)を行っています。
こういった不正被害の防止策に多くのお金が回せるのも、大手クレジットカード会社ならではのメリットであると言えますね。
安心&安全にクレジットカードが使えるのはかなりの魅力です。
三菱UFJニコスのデメリットは?
そんな安心&安全な三菱UFJニコス発行のクレジットカードにデメリットはないのか…というと、これは原則としては何もなし。
不正利用されやすいとか、利用明細書が使いにくいとか、このカード会社だからこそ抱えている問題はなにもありません。
それでも尚、無理やりデメリットをいうのであれば、大手クレジットカード会社ゆえの『攻める姿勢の弱さ』みたいなものがそれに当たるのかも。
- 中小発行のカード:尖った特徴があることが多い
- 大手発行のカード:信頼性は高いが平均的になりがち
他社にはないポイント面での強みとか、○○店舗で利用すると割引が受けられるとか、そういった尖った特徴をクレジットカードに求める方には物足りないカードになってしまうかもしれないので、安心安全よりもお得さを求めたい方は下記記事を参考に他社カードを探してもらえればなと思います。
JAカードも三菱UFJニコスが発行を担当:
自宅で農業をされている方の多くが利用しているJAバンク。
このJAバンクが発行しているJAカードも、現在では三菱UFJニコスが管理&発行をしているクレジットカード(NICOSブランド)。
他にも千葉銀行や足利銀行傘下のカード会社も、三菱UFJニコスとFC契約を結んでクレジットカードを発行しているグループ会社…と、今や結構多くのカード会社が三菱UFJニコスと関係性あり。
そういった意味でも三菱UFJニコスは日本を代表するクレジットカード発行会社となりました。
おすすめの三菱UFJニコスカード:
ここでやっと、当サイト『クレジットカードの読みもの』がおすすめする三菱UFJニコス発行カードを紹介していきたいと思います。
クレジットカードを作るなら大手発行のクレジットカードが良い…という方は是非、これらのカード作成を検討にしてみてくださいね。
三菱UFJカード VIASOカード:
三菱UFJニコスが発行している、数少ない年会費無料のクレジットカードがVIASOカード(ビアソカード)。
入会金や年会費、解約手数料等の費用がすべて無料のクレジットカードなので、主にクレジットカードを初めて作るという方に最適な1枚になるのではないでしょうか?
3年持とうが、5年持とうが年会費は0円です。
自動的にキャッシュバックされるのも嬉しい:
また、VIASOカードで支払いをすることによって貯まるVIASOポイントを1,000ポイント以上貯めると、1年後、自動的にキャッシュバックしてくれるのもひとつの魅力。
- 他のカード:
カード利用で貯まったポイントは交換手続きが必要 - VIASOカード:
貯まったポイントは自動的にキャッシュバックされる
キャッシュバックはカード代金の振替口座に手続き不要で入金してくれるので、普段からVIASOカードを使えば使うだけキャッシュバック金額が大きくなるメリットがありますよ。
とにかくすべてが面倒臭い方はどうぞ。
三菱UFJカード:
三菱UFJニコスの基本となるプロパーカードが「三菱UFJカード」です。
こちらはVIASOカードとは異なり年会費無料ではないものの、年1回以上の利用で無料になるクレジットカード。
初年度年会費無料。翌年度以降、本会員または家族会員の前年度の年間ショッピングご利用が1回以上で年会費無料
それゆえ、しっかり支払いに使う予定があるなら魅力的な選択肢となります。
セブン-イレブンやローソンに大きな強み:
三菱UFJカードの強みは、コンビニ大手のセブン-イレブンやローソン利用でポイント還元率が異常なまでに高いこと。
- セブン-イレブン:最大5.5%相当のポイント還元
- ローソン:最大5.5%相当のポイント還元
たとえば1日500円をセブン-イレブンやローソンで使う方なら、理論上、年1万円相当のポイント獲得に繋がりますよ。
非常におすすめです。
三菱UFJプラチナアメックス:
三菱UFJプラチナアメックス(正式名称:三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード)はゴールドカードよりも上の、プラチナカードという階級ランクに属するクレジットカード。
年会費は実に2万2,000円と非常にお高くなっておりますが、普段から飛行機に乗る機会が多いビジネスパーソンや、働き盛りの既婚男性の方にはお得なサービスが豊富に用意されているので、ある程度、年収が高い方におすすめできる1枚です。
コンシェルジュサービスも使える:
特に三菱UFJプラチナアメックスが魅力的なのは、コンシェルジュサービスと呼ばれる秘書サービスを使える点。
プラチナ・コンシェルジュサービス
国内・海外でのレストランのご予約、海外のミュージカル等のチケット手配、さらに海外でのトラブルや急な病気などの緊急時のご支援まで、専任のスタッフが24時間365日、プラチナ会員様のご相談やご要望にお応えするコンシェルジュ・サービスをご用意しております。
こちらを利用すれば海外レストランの予約やミュージカル等の座席確保はもちろん、『新宿駅周辺で明日、20名の宴会が出来る居酒屋を探してほしい』といった調査を丸投げできるので、多忙を極めるビジネスパーソンにとって価値ある1枚になることでしょう(コンシェルジュの活用方法はこちらの記事参照)。
とにかく自分の時間を作りたい方におすすめです。
リクルートカード:
純粋な三菱UFJニコス発行のクレジットカードではありませんが、三菱UFJニコスとリクルートが提携して発行しているリクルートカードも、三菱UFJニコスが発行&管理しているクレジットカードのひとつ。
いわゆる提携カードと呼ばれるものになります(VisaかMastercardを選んだ時のみ、三菱UFJニコスが発行を担当)。
ポイントがとにかく溜まりやすいのが強み:
リクルートカードの特徴は、とにかくポイントが溜まりやすい点。
一般的なクレジットカードのポイント獲得率はだいたい1,000円あたり5円分が相場なんですが、このリクルートカードの場合には1,000円利用すると12円分のポイントが貯まるため、単純計算で2.4倍のポイントが貯まる計算。
- 一般的なカード:1,000円利用で5円分のポイント獲得
- リクルートカード:1,000円利用で12円分のポイント獲得
更に溜まったポイントは活用しやすいPontaポイントに交換可能なため、使い勝手も悪くありません。
とにかくクレジットカードではポイントを貯めたい…そんな方に最適な1枚になると思います。
VIASOカードには社会貢献できるものもあり:
年会費無料クレジットカードであるVIASOカードには、通常デザインのものだけでなく、熊本県のご当地キャラクターであるくまモンと提携したカードも存在。
こちらはなんと、通常のVIASOカードの機能はそのままに、利用した分だけ自動的に熊本県にも寄付がされる仕組みとなっているので、熊本地震への被災者支援をしたいとか、地元が熊本だ…という方などにおすすめの1枚となっています。
尚、寄付については三菱UFJニコスがみなさんに代わって勝手に寄付してくれるもの。
自己負担はいくら使っても0円なので、社会貢献したい方なら通常デザインよりもくまモンデザイン一択です。
よくある質問とその答え:
まだまだ三菱UFJニコスについて詳しく知りたい方のために、Q&A形式でよくある質問とその答えを作ってみました。
もっと知識を深めたい方はどうぞ。
Q. 三井住友カードと三菱UFJニコス、どちらが大きい会社?
Visaカードの発行で有名な三井住友カード株式会社と三菱UFJニコス株式会社って、どっちがクレジットカード会社として大きいのかというと、三井住友カードのほうが若干大きいかなといった印象です。
わかりやすく比較表を作ってみるとこんな感じ(データはこちらから)。
比較項目 | 三井住友カード | 三菱UFJニコス |
---|---|---|
会員数 | 5,437万人(2022年度) | 3,283万人(2023年3月末時点) |
取扱高 | 30兆3,684億円(2022年度) | 18兆7,298億円(2023年3月末時点) |
ご覧のようにクレジットカード保有数やクレジットカード決済の取扱高の両方で、三井住友カードのほうが上回っている結果となっています(グループ会社のSMBCファイナンスサービス株式会社と合併することで大きくなった)。
JCBカードとの比較は難しい:
ではもうひとつの大手クレジットカード会社である、株式会社ジェーシービーと比べるとどうなのかというと、こちらは規模が圧倒的に異なります(引用はこちら)。
というのもJCBカードでは株式会社ジェーシービーやそのグループ会社が発行しているクレジットカード枚数だけでなく、楽天カードやイオンカードなど、JCBと提携関係にあるクレジットカード会社の発行枚数をも加えた会員数を発表しているため。
JCB単体での会員数や取扱高については不明な状況なので、単純に三菱UFJニコスとの規模比較は出来ません。
もしかすると三菱UFJニコスの会員数のほうが多いかもしれませんし、株式会社ジェーシービーのほうが多い可能性だってありえるので、ここばかりはなんとも言えない状況がありますね。
みなさん自身でJCBカードと比較をしてもらえればなと思います(公式サイトはこちら)。
Q.各ブランドごとの発行枚数は?
三菱UFJニコス全体の発行枚数ではなく、ニコスカードやDCカードといった各ブランドごとの発行枚数を知りたい方は下記の通り(月刊消費者信用 2017年7月号に掲載の数字。三菱UFJニコス単体の発行枚数)。
ブランド名 | 発行枚数 |
---|---|
MUFGカード | 347.2万枚 |
DCカード | 415.5万枚 |
ニコスカード | 863.7万枚 |
他ブランドを含めた発行枚数合計 | 1,695万枚 |
記事中で紹介した3,120万枚という数字は、これらの発行枚数に加えて滋賀ディーシーカード、福井カード、札幌北洋カードなどなどのグループ企業が発行しているカード枚数を加えての数値となります。
- 三菱UFJニコス単体:1,695万枚
- 三菱UFJニコス(グループ会社含む):3,120万枚
どちらにせよ、凄い発行枚数だなぁ…と思わされる数字です。
Q.三菱UFJニコスの審査は厳しいの?
三菱UFJニコス全体の審査難易度はごくごく普通…といったところ。
決して審査が厳しすぎるわけでもないですし、無職やブラック属性の人でも通るような、審査が甘い部類に入るクレジットカードというわけでもないので、他のクレジットカード審査に落ちまくってるような方だと審査は厳しいことになるかもしれません。
普通の社会人なら審査に通る:
そのため、正社員や公務員として働いている方とか、経営者や自営業の方といった属性であれば審査に不安を感じる必要性はなし。
欲しいクレジットカードがあれば審査を心配せずに申込してOKですし、審査結果もきっと、良い結果が出ることでしょう。
反面、フリーターやパートタイマーが審査に通るかどうかは五分五分よりもちょっと良い程度。
他社のクレジットカード限度額や、消費者金融や銀行カードローン等の利用歴次第では落ちてしまう可能性もあるので、審査に不安があるなら申込は年会費無料のVIASOカードにしておいたほうが無難かと思われます。
これでも審査に落ちてしまうようなら下記記事を参考に、他のクレジットカード申込に挑戦してみてくださいね。
Q.ブランドによって審査難易度は変わる?
DCカードブランドを選んだほうが審査が甘いとか、NICOブランドを選んだほうが審査が厳しい…といったような、ブランドごとによる審査難易度の違いがあるかどうかについては、三菱UFJニコス社内の人間でもない限りはわかりません。
しかし、外野から推測する限りだと、2023年現在では別段の違いはなさそうな感じ。
つまりどのブランドが付いたカードを申し込んでも難易度に差がない可能性大なので、心配せずに欲しいクレジットカードを申込してもらえればなと思います。
2000年のはじめ頃には違いがあった?:
ちなみに。
まだ三菱UFJニコスでUFJブランドのクレジットカードが発行されていた頃には、NICOSブランドのVIASOカードとUFJブランドのVIASOカードの2種類が存在していたんですが、その頃にはネット上で『審査難易度が違うのでは?』という噂がありました。
- 2012年頃まで:NICOSブランドとUFJブランドの2種類があった
- 2020年頃まで:NICOSブランドのみ
- 現在:主にMUFGブランドが担当(一部券面はNICOSブランドのまま)
まぁこの辺についても三菱UFJニコス社内の審査部署に勤めている人間ではないと正確なことはわかりませんが、当時は三菱UFJニコスが合併したての頃だったので、合併前の審査体制が残っていた可能性は充分にありそうな気がしますね。
さてさて、真相はどうだったのか、三菱UFJニコスに勤務している方に今度会った時にでも聞いてみたいなと思います。
Q.三菱UFJニコスのカードって海外でも使える?
三菱UFJニコス発行のクレジットカードは韓国や台湾、アメリカやフランスといった海外でも利用できるのかどうかというと、これはもちろんYES。
特にVisaやMastercardのマークが付いた三菱UFJニコスのクレジットカードであれば、下記図のように世界中のほとんどの国や地域で使えると思って間違いありません。
アメックスやJCBマーク付きは少し厳しい:
では、アメリカン・エキスプレスやJCBのマークが付いた三菱UFJニコスカードではどうなのかというと、こちらは場所次第といった感じ。
日本人がよく行くハワイ、グアム、台北といった観光地であれば不自由なく使うことも出来ますが、それ以外の地域だと支えないお店も増えるので、作るにしても極力、VisaカードやMastercardと一緒に持ち歩くのがおすすめですね。
詳しくは下記記事を参考にどうぞ。
Q.ニコスカードと日本信販の関係は?
時々、ニコスカードと日本信販を別会社だと思っている方がいますが、日本信販はニコスカードの旧社名。
- 1948年~1991年:日本信販(Nippon Shinpan)
- 1991年~2004年:NICOS(会社名は日本信販のまま)
- 2004年:日本信販とUFJカードを合併してUFJニコスに
- 2007年:UFJニコスとDCカードが合併して三菱UFJニコスに
- 2007年以降:三菱UFJニコスがNICOSカードを発行中
そのため、日本信販発行のクレジットカードがほしいと思っている方は、NICOSブランドのクレジットカードを作ればOKですし、そのクレジットカードを発行しているのは三菱UFJニコス株式会社になるのでご了承ください。
もはや日本信販ブランドのクレジットカードは存在しないこととなります。
振替口座は別に三菱UFJ銀行でなくても良い:
三菱UFJニコス発行のクレジットカードってくらいだから、このクレジットカードを使うためには三菱UFJ銀行の銀行口座が必要なんじゃないの?と思われる方もいるかもですが、これは全く問題なし。
ライバルのメガバンクである三井住友銀行やみずほ銀行の口座を指定しても構いませんし、ゆうちょ銀行などの口座を使ったってOKです。
- 他のメガバンク利用者:問題なし
- 他の地方銀行や信用金庫の利用者:問題なし
ご安心ください。
さぁ三菱UFJニコスのカードを作ろう:
ここまで三菱UFJニコスの基礎知識からおすすめのカードまでを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
冒頭でも書かせていただいたように、クレジットカードを作るなら大手発行の安心できるカードが良い…と思っている方は是非、今回紹介したおすすめカードの中から自分に適したものを選んでみてください。
- VIASOカード:年会費無料&初心者向け
- 三菱UFJカード:コンビニに大きな強み
- 三菱UFJプラチナアメックス:高所得者向け
- リクルートカード:提携カードだがポイントが貯まる
きっと今までよりも安心してクレジットカードを使えるようになるはずですよ。
以上、三菱UFJニコス発行の、おすすめクレジットカードを専門家が厳選(2024年版)!ニコスカードやDCカードはどんな特徴あるカード会社?…という話題でした。
参考リンク:
ちょっとまだクレジットカードを作る勇気が出ないな…と思っている方は下記記事も参考に。
クレジットカードを作ったことがない方が、勘違いしている点についてまとめています。